今回ご紹介するのは、60代女性の患者さんです。
長年、左膝の痛みに悩まされており、病院では注射を続けながら治療を受けていました。
また、複数の整骨院にも2〜3年通院されていましたが、膝周囲の筋肉をほぐす施術が中心で、大きな改善はみられませんでした。
痛みは徐々に悪化し、歩く時は足を引きずる状態になっていました。
さらに、お母様の介護もされていたため、車で送り迎えをする機会が多かったそうですが、運転席へ乗る時には左足を自分で持ち上げることができず、両手で抱えながら乗せなければならないほどでした。
「このままでは介護もできない…。人工関節の手術も考えないといけないのかもしれない。」
そんな不安を抱えていた時、ご紹介をきっかけに当院へ来院されました。
膝を曲げられない
来院時は膝を約30度ほどしか曲げることができず、少し動かすだけでも強い痛みがありました。
当院では、膝だけを診るのではなく、身体全体の状態や生活習慣まで確認しました。
検査をすると、筋肉の緊張だけでなく、膝関節の動きに大きなズレがみられました。
もちろん、長年続いた症状では「筋肉が原因なのか」「関節のズレが原因なのか」をはっきり区別することは難しい場合もあります。
だからこそ当院では、一つの原因だけに決めつけることはせず、筋肉と関節の両方にアプローチし、その方にとって一番負担になっている部分を見極めながら施術を行っています。
この患者さんにも、筋肉の緊張を丁寧に緩めながら、膝関節の動きを調整しました。
初回の施術で大きな改善
すると、初回の施術だけで膝は大きく動くようになり、それまで約30度しか曲がらなかった膝がしっかり曲がるようになりました。
しゃがむこともでき、歩行もスムーズになり、ご本人も驚かれるほどの変化がみられました。
ただ、人の身体は長年続いた動きや姿勢を「普通」と覚えてしまいます。
痛みが取れても、そのままでは元の動きに戻ろうとするため、良い状態を身体に覚えさせることが大切です。
そのため、さらに3〜4回施術を行い、関節の動きが安定するよう調整を続けました。
痛みは3回目にはほとんど気にならなくなり、計4〜5回の施術で日常生活に支障がない状態まで改善しました。
その後の経過
その後はご自身でも運動を始められ、現在では急ぎ足で歩けるほど回復し、お母様の介護も以前のように行えるようになっています。
実際にかかった費用
施術費用は1回あたり約2,500〜3,000円程度でした。
膝が痛いからといって、全ての方が同じ原因とは限りません。
軟骨のすり減りが影響している方もいれば、関節の動きや筋肉のバランス、長年の生活習慣が痛みにつながっている方もいます。
そのため当院では、毎回同じ施術を行うのではなく、検査・鑑別を丁寧に行い、一人ひとりの身体の状態や生活背景、そして「どうなりたいか」という目標に合わせて施術内容を決めています。
同じようなお悩みの方へ
たいよう整骨院では、痛みの改善だけでなく、その先の日常生活まで見据えた施術を大切にしています。





