今回ご紹介するのは、変形性股関節症と坐骨神経痛と診断され、「人工股関節手術しか方法はない」と言われた70代女性の症例です。
患者さんは3つの病院を受診しましたが、どの病院でも「股関節の軟骨がほとんど残っていない」「人工股関節にするしかない」と説明を受け、大きな不安を抱えていました。
普段は車ではなく自転車で移動されていましたが、来院時には左足でペダルを踏み込むことができず、右足だけで何とか漕いでいる状態でした。歩く時も足を引きずり、立ち上がる時や座る時、自転車のスタンドを立てたり外したりするだけでも激しい痛みがありました。
さらに股関節だけでなく、両膝の痛みや腰痛も強く、前かがみの姿勢が目立っていました。整骨院にもいくつか通われましたが改善は見られず、「日に日に悪くなっている」と感じていたそうです。
それでも患者さんには、「まだ娘や孫の面倒を見たい」「お風呂や食事など、自分のことは自分でできる生活を続けたい」という強い思いがありました。
一方で、周囲には人工関節の手術を受けた方もいましたが、「良かった」という声もあれば、「思うように回復しなかった」という話も耳にしており、手術への不安も大きかったそうです。
口コミからご来院
「できることなら手術をせずに改善したい。」
そんな思いから口コミをご覧になり、当院へ来院されました。
当院では、変形性股関節症だから股関節だけ、坐骨神経痛だから腰だけというような施術は行いません。
検査を行うと、痛みの原因は股関節だけではありませんでした。お尻の筋肉、股関節前面の腸腰筋、太ももの大腿四頭筋の緊張が非常に強く、さらに股関節のねじれや背骨の柔軟性も低下していました。
長年の姿勢や身体の使い方の癖によって筋肉が硬くなり、その結果、股関節へ大きな負担がかかっていたと考えられました。
そこで施術では、腰から下の筋肉を全体的に調整し、特に臀部・太もも・腰周囲を重点的に緩めていきました。
初めは筋肉が硬く、関節の調整も十分には行えませんでしたが、筋肉の柔軟性が出てきたタイミングで、股関節や骨盤、背骨のバランスも整えていきました。
施術時間は約20分です。
1回の施術で大きな変化
すると、1~2回目の施術から変化を実感され、約1週間後には「これなら人工股関節の手術をしなくても大丈夫かもしれない」と笑顔で話してくださいました。
その後は痛みが軽減し、自転車も以前より楽に乗れるようになりました。治療費も1回2,000~2,500円程度で通院され、順調に改善していきました。
ただ、一つだけ注意しなければならなかったことがあります。
痛みが軽くなったことで、今までできなかった家事や外出、運動を一気に頑張り過ぎてしまい、一度症状がぶり返してしまいました。
そのため当院では施術だけでなく、「良くなり始めた時ほど無理をしないこと」「少しずつ運動量を増やすこと」まで含めて丁寧にサポートしました。
もちろん、変形性股関節症や坐骨神経痛と診断された方、あるいは人工股関節手術を勧められた方すべてが、手術をしなくても改善するとは言えません。
しかし、レントゲンやMRIでは分からない筋肉や関節の動き、身体全体のバランスが痛みの原因となっているケースは少なくありません。
「軟骨が減っているから痛い」「変形しているから仕方がない」と決めつける前に、身体全体を評価し、保存療法で改善できる可能性がないかを確認することは、とても大切です。
この患者さんも最後には、「手術しかないと思い込んでいました。でも諦めずに相談して本当に良かったです」と笑顔で話してくださいました。
同じようなお悩みの方へ
もしあなたも、変形性股関節症や坐骨神経痛で悩み、「人工股関節手術しかない」と言われて不安を感じているのであれば、すぐに諦める必要はないかもしれません。
当院では、痛みのある場所だけを見るのではなく、身体全体のバランスや動きを評価し、一人ひとりに合った施術をご提案しています。
手術以外の選択肢をお探しの方は、ぜひ一度ご相談ください。