「オスグッドだから成長期が終わるまで仕方ない」「スポーツを休まないと治らない」と言われ、なかなか改善せず悩んでいる学生さんや保護者の方は少なくありません。
今回は、病院や整骨院を何カ所も受診しても改善せず、約1年以上膝の痛みに悩んでいた小学生のバスケットボール選手の症例をご紹介します。
来院時は、ジャンプやダッシュ、しゃがむ動作のたびに膝が痛く、練習や試合にも集中できない状態でした。テーピングやサポーターで膝を固定しながらプレーを続けていましたが、症状は徐々に悪化。「できれば大好きなバスケットボールを休まずに治したい」という思いで、口コミをご覧になり当院へ来院されました。
当院では、「スポーツをしていて膝の下が痛いからオスグッド」と決めつけることはありません。
まずは、どの動作で痛みが出るのか、どんな動きなら痛くないのかを詳しく確認します。さらに、ジャンプや着地、しゃがむ動作、筋肉の硬さ、股関節や足首の動き、身体のバランス、プレー中のフォーム、セルフケアの状況や食事内容まで確認し、本当の原因を探していきます。
検査を進めた結果、この患者さんはオスグッドと診断されていましたが、痛みの原因はそれだけではありませんでした。太ももの前側や膝裏の筋肉が非常に硬く、股関節や足首の動きも悪く、左右のバランスも崩れていたため、膝へ過度な負担がかかっていました。
そこで施術では、太ももや膝裏の筋肉を中心に緊張を和らげ、股関節・膝・足首の動きを調整しながら、身体全体のバランスを整えていきました。また、競技中の身体の使い方や踏み込み動作も確認し、膝へ負担が集中しにくい身体づくりも行いました。
初回の施術で大きな改善
すると初回の施術後には、来院時には最後までしゃがめなかった動作がスムーズにできるようになり、片足ジャンプでの痛みも大きく軽減しました。その後も施術を継続しながら競技を続け、約1か月ほどで痛みは改善し、思い切りプレーできる状態まで回復しました。
もちろん、すべての選手が同じ経過をたどるわけではありません。当院では、「スポーツを休みたい」「できる限り続けながら治したい」といった本人や保護者のご希望を伺い、その時の状態に合わせて施術計画をご提案しています。休養が必要な場合はその理由も丁寧に説明し、競技を続けられる場合は負担を最小限にしながら改善を目指します。
また、メンテナンスの頻度も一人ひとり異なります。セルフケアをしっかり継続できる選手であれば、頻繁な通院が必要ない場合もあります。一方で、大会前や練習量が多い時期は短い間隔で身体を確認した方が良いケースもあります。そのため当院では定期的に再評価を行い、「今の身体の状態に本当にこの通院頻度が合っているのか」を確認しながら、その都度最適な通院ペースをご提案しています。
オスグッド病やスポーツ障害、成長痛は、「みんな同じ治療」で改善するものではありません。一人ひとり原因も身体の使い方も違うからこそ、施術方法も変わります。
同じようなお悩みの方へ
「オスグッドが治らない」「バスケットボール中の膝の痛みで悩んでいる」「スポーツを休まず改善を目指したい」という方は、一度ご相談ください。当院では膝だけでなく身体全体を評価し、それぞれの競技や目標に合わせた施術をご提案しています。