「膝が痛くて自転車に乗れない」
「歩くことまで難しくなってきた」
「このままデイサービスや施設が必要になるのでは…」
――そんな不安を抱える方やご家族も少なくありません。
今回ご紹介するのは、両膝の変形性膝関節症と診断された80代男性の症例です。以前は自転車にも乗っていましたが、徐々に乗れなくなり、歩くこともつらくなっていました。病院では膝の注射を受けていましたが、腫れや痛みがあり、ご家族とデイサービスの利用についても相談されていました。
来院時の状態
ご本人の一番の希望は「できるだけ自分の足で歩きたい」ということでした。お風呂やトイレなど最低限のことは自分で続けたい、できればデイサービスにも行かず自宅で生活したいという思いがありました。
来院時は両膝の痛みに加え、足全体が冷たく、特に足先の冷えが目立ちました。歩くことへの不安から前傾姿勢にもなっており、膝だけでなく腰にも負担がかかっていました。
当院で確認したこと
変形性膝関節症と診断されていても、現在の痛みが変形だけによるものとは限りません。今回は足全体の筋肉の緊張や循環、膝関節の動き、腰や姿勢まで確認しました。
筋力低下もありましたが、筋力をつけるためには、まず運動に取り組める身体の状態を作ることも大切です。そこで、膝の痛みと身体の動かしにくさを減らし、ご本人が歩行や筋力トレーニングを続けやすくすることを目標にしました。
施術内容と経過
施術では太ももやふくらはぎなど足全体の筋肉を丁寧に緩め、メドマーも使用しながら循環を促しました。さらに膝関節の動きを調整し、前傾姿勢によって負担がかかっていた腰にも施術を行いました。
初回から「歩きやすい」「しゃがむのも楽」と変化を実感され、3回ほどで膝の痛みはほとんど気にならない状態になりました。ただ、痛みが取れたことだけで終了せず、良い状態を安定させるためにさらに3回施術。最初の2週間で計6回来院していただきました。
その後はご本人の希望もあり、週1回程度の施術を継続しています。施術費用は1回2,500〜3,000円程度でした。
ご家族と一緒に「自分の足で歩く」生活へ
当初は痛みへの不安もあり、ご家族の送迎で通院されていました。しかし状態が安定してからは、ご本人・ご家族・当院で今後について相談し、歩く力を維持するため、できる範囲でご自身の足で通院することにしました。
最初は杖を使い、奥様と一緒に歩くなど安全面にも配慮しながら継続。数か月、そして数年が経過した現在も、ご自身の足で歩く生活を続けられています。デイサービスや施設を利用せず、ご自宅で生活できています。
今回大切だったのは施術だけではなく、ご本人の努力とご家族の協力があったことです。三者で「自分の足で歩き続ける」という目標を共有しながら進めました。
こんな方にもおすすめ!・変形性膝関節症で歩くのがつらい方
・膝の注射や薬だけでは変化を実感できない方
・歩ける距離が短くなってきた方
・できるだけ自分の足で生活を続けたい方
・ご家族の歩行や将来の生活が心配な方
同じ変形性膝関節症でも、身体の状態や生活環境、目標は一人ひとり異なります。現在の状態を確認し、ご本人に合った施術や通院方法を選ぶことが大切です。「もう少し自分の足で歩きたい」という方も、たいよう整骨院へ一度ご相談ください。