「ぎっくり腰になって動けない」「整骨院へ通っているのに改善しない」「トイレへ行くのもつらい」――このような急性腰痛でお困りの方は少なくありません。
今回は、1週間ほかの整骨院へ毎日通院しても改善せず、日常生活が送れなくなっていた70代女性の症例をご紹介します。
患者さんは突然ぎっくり腰を発症し、すぐに整骨院へ通院されました。しかし、約1週間毎日施術を受けても症状はほとんど変わらず、「このままでは治らないのではないか」と不安を感じていたそうです。
来院時には、一人でズボンを履くこともできず、トイレの動作も介助が必要なほど痛みが強く、お子さんやご家族のお世話もしなければならない状況だったため、「とにかく一人で動けるようになりたい」という切実な思いを抱えて、知人の紹介でたいよう整骨院を受診されました。
当院では、まず詳しく問診と検査を行いました。その結果、腰そのものよりも、お尻や股関節周囲、太ももの筋肉の強い緊張によって腰へ大きな負担がかかっている状態だと判断しました。
ぎっくり腰という名前から、「腰だけが悪い」と思われる方は多いのですが、実際には腰以外の筋肉や関節の状態が原因となっているケースも少なくありません。そのため、今回は腰だけを施術するのではなく、お尻や太ももを中心に筋肉を徹底的に調整し、股関節や骨盤の動きを改善する施術を行いました。
初回の施術で大きな改善
施術後は、ご本人も驚かれるほど動きやすくなり、来院時とは比べものにならないほどスムーズに立ち上がったり歩いたりできるようになりました。初回だけで症状は約8割改善し、「こんなに動けるようになるとは思わなかった」と喜ばれていました。
ただし、翌日は好転反応と思われる筋肉痛のような症状が一時的に出現しました。これは施術前に十分説明していたため、ご本人も安心して経過をみていただくことができました。一時的に症状は戻ったように感じられましたが、引き続き施術を継続したことで、2回目にはさらに改善し、3回目には痛みのほとんどない状態まで回復しました。
その後は最終調整を行い、約1週間で日常生活に支障のない状態まで改善しました。
施術中には、当院でよくお伝えしている「コップの水」の例えもお話ししました。身体には本来、疲労や負担を回復させる力があります。しかし、仕事や家事、加齢、姿勢の悪さなどによって負担が回復力を上回る状態が続くと、コップの水があふれるように、ある日突然ぎっくり腰として症状が現れることがあります。
「今まで一度も腰痛になったことがないのに、急にぎっくり腰になった」という方も決して珍しくありません。症状が出る前から身体には少しずつ疲労が蓄積しており、最後のきっかけで一気に表面化することもあります。
同じようなお悩みの方へ
また、「急性のぎっくり腰は整骨院では診てもらえない」と思われている方もいらっしゃいます。しかし実際には、症状や原因によっては整骨院で早期改善が期待できるケースもあります。一方で、医療機関での検査が必要なケースもあるため、自己判断せず、まずは現在の症状をご相談いただくことが大切です。
たいよう整骨院では、痛みのある場所だけでなく、身体全体を評価し、できるだけ早く日常生活へ戻れるよう施術を行っています。ぎっくり腰で動けない、なかなか改善しないという方は、一人で我慢せず、お気軽にご相談ください。