「子どもの腰痛だから、そのうち治るだろう」「成長痛かもしれない」「整骨院へ通っているけれど良くならない」――このようなお悩みを抱えている保護者の方は少なくありません。
今回は、中学1年生の女の子が、立ち座りも困難になるほどの腰痛から改善した症例をご紹介します。
患者さんは以前から腰痛があり、整骨院へ通院されていました。しかし徐々に症状が悪化し、一人で立ったり座ったりすることも難しくなり、歩く姿勢も腰が伸ばせず、お年寄りのように前かがみでしか歩けない状態でした。
「このままでは学校生活にも支障が出る」と不安になり、たいよう整骨院へ来院されました。
これまで通われていた整骨院では、腰を中心に施術を受けていたそうですが、腰痛といっても原因は一つではありません。筋肉が原因なのか、筋膜なのか、関節なのか、姿勢なのか、それとも背骨や骨盤のバランスなのかによって、必要な施術は大きく変わります。
例えば、本当の原因が関節にあるにもかかわらず、筋肉だけをほぐしても十分な改善は期待できません。逆に筋肉が原因なのに関節だけを調整しても、症状が残ることがあります。そのため、当院では「腰が痛いから腰だけを見る」という考え方ではなく、まず原因を見極めることを大切にしています。
検査を行ったところ、腰やお尻の筋肉には強い緊張がありましたが、それ以上に仙腸関節や股関節の動きが悪く、関節のバランスが崩れていることが痛みの大きな原因だと判断しました。
そこでまず、腰やお尻の筋肉を十分に緩めたうえで、股関節や仙腸関節、骨盤のバランスを整える施術を行いました。仙腸関節は「不動関節」と呼ばれるほど動きの少ない関節ですが、このわずかな動きが悪くなるだけでも、腰痛の原因になることがあります。
施術中は、ご本人も「こんな治療は初めて」と驚かれていました。今までは痛みの少ない優しい施術が中心だったそうですが、ご本人も保護者の方も「とにかく早く治したい」という強い希望があったため、状態を確認しながら必要な刺激を加えて施術を行いました。
施術直後は刺激の影響で数分ほど動きにくさがありましたが、落ち着いてからベッドから起き上がると、「えっ、動ける!」と笑顔で何度も立ったり座ったりを繰り返し、お母様も「こんなに変わるんですね」と大変驚かれていました。
その後、腰痛はほぼ改善し、再発予防と身体のバランスを安定させるために2~3回調整を行いました。4回目以降は腰痛ではなく、以前から気になっていた別の症状の施術へ切り替えられるほど順調に回復されました。
同じようなお悩みの方へ
腰痛は同じ「腰痛」という名前でも、筋肉、筋膜、関節、姿勢、身体の使い方など原因は人それぞれです。今回の患者さんは関節のバランスが大きな原因でしたが、別の方では筋膜や筋肉が原因となるケースもあります。そのため、たいよう整骨院では一人ひとりの身体の状態を丁寧に評価し、原因に合わせて施術内容を変えています。
また、「他の整骨院で改善しなかったから、もう治らない」と思われる方もいらっしゃいます。しかし、同じ整骨院でも検査方法や考え方、施術方法は大きく異なります。そのため、他院で改善しなかった症状が当院で改善することも決して珍しくありません。
「どこへ行っても変わらない」「この腰痛は仕方ない」と諦める前に、一度ご相談ください。原因をしっかり見極めることで、つらい腰痛が改善へ向かう可能性は十分あります。