「ハサミを使うたびに親指が痛い」「注射をしてもすぐ元に戻る」「仕事を休めず、このまま手術になるのではと不安」
――このようなお悩みを抱えている方は少なくありません。
今回ご紹介するのは、右手の腱鞘炎に悩まれていた30代女性・美容師の症例です。仕事柄、一日中ハサミやドライヤー、シャンプーなどで手を酷使する生活を送られていました。整骨院や病院へ通院し、電気治療やマッサージ、痛み止めの注射も受けていましたが、改善は一時的でした。病院では手根管症候群の可能性も指摘され、「手術も検討しましょう」と説明されたことで不安になり、知人の紹介でたいよう整骨院へ来院されました。
来院時の状態
来院時は、ハサミを使うたびに右親指の付け根から手首にかけて痛みがあり、仕事終わりには特に症状が強くなっていました。月曜日しか休みが取れないため、「週1回の施術でできるだけ効果を出したい」と希望されていました。また、親指は内側へ入り込むような姿勢となり、親指周囲や前腕の筋肉には強い緊張がみられました。
当院で確認したこと
美容師は職業上、親指を繰り返し使うことを避けるのが難しく、一般的な動作指導だけでは改善につながらない場合があります。そのため今回は、症状をできるだけ軽減しながら仕事を続けられることを第一に考えました。
検査では、親指を曲げる筋肉の過緊張に加え、前腕から手にかけての筋膜の癒着、血流低下、さらに手首の動きにも偏りが確認されました。これらが腱鞘へ繰り返し負担をかけ、症状を長引かせていると考えました。
施術内容と経過
施術では、親指周囲や母指球、前腕の筋肉を中心に丁寧に緩め、筋膜の癒着を改善しました。また、手首のバランスを整えながら関節の動きを回復させ、仕事中に負担が集中しにくい状態を目指しました。
初回の施術後
痛みが約5割軽減
1週間仕事を続けると多少症状は戻るものの、改善した状態を維持できる時間が徐々に長くなるように
1か月
症状は約8割改善
仕事中の痛みも大きく軽減
その後
再発予防と仕事を続けるためのメンテナンスとして定期的に通院
腱鞘炎でお悩みの方へ
腱鞘炎や手根管症候群が疑われる場合でも、すべての方がすぐに手術を必要とするわけではありません。症状や生活環境によっては、保存療法で改善が期待できるケースもあります。当院では現在の状態を丁寧に確認し、その方に合った施術方法をご提案しています。
こんな方にもおすすめです・美容師や調理師など手を酷使する仕事の方
・産後に親指や手首の痛みが出ている方
・手芸や細かい作業を長時間行う方
・注射をしても改善が続かなかった方
・手術以外の方法について相談したい方
同じ腱鞘炎でも、原因や身体の状態、仕事の内容は一人ひとり異なります。たいよう整骨院では、症状だけを見るのではなく、生活や職業まで考慮した施術をご提案しています。親指や手首の痛みでお困りの方は、お気軽にご相談ください。