「肩こりがひどくなると頭痛まで出る」「頭痛薬を飲んでも効かない」「病院で検査をしても異常がないと言われたのに、つらい症状が続く」――このようなお悩みを抱えている方は少なくありません。
今回は、慢性的な首こり・肩こりと頭痛に悩まされていた保育士さんの症例をご紹介します。
患者さんは仕事と家事・育児を両立されており、自分の身体をケアする時間をなかなか確保できない状況でした。そのため「少ない通院回数でも、できるだけ治療効果を出したい」というご希望がありました。
頭痛は日常的にあり、頭痛薬を飲まなければ仕事ができない日もある状態でした。脳の検査でも大きな異常は見つからず、病院や3~4か所の整骨院へ通院されても改善がみられませんでした。
知人の紹介で来院
その後、ご近所の方からのご紹介でたいよう整骨院へ来院されました。
当院では、首や肩だけを診ることはありません。検査を行ったところ、保育士という職業柄、前かがみ姿勢が多く、猫背や巻き肩が強く見られ、さらに腰部の筋肉の緊張や姿勢の崩れが首や肩へ大きな負担をかけている状態でした。
そのため、首や肩だけをほぐすのではなく、腰から背中、肩甲骨、首、腕、手指まで筋肉の状態を確認し、血流や筋肉の動きを改善しながら、姿勢・骨盤・背骨のバランスも整える施術を行いました。
初回から3回目までは首と肩を重点的に施術しながら全身のバランスを調整した結果、約5割ほど症状が軽減しました。その後は腕や前腕、手先まで施術範囲を広げたところ、首や肩への負担がさらに減り、約2週間・6回の施術で7~8割ほど改善がみられました。
その後は週1回の通院へ切り替え、約3か月継続した結果、以前は忙しい日や天候の悪い日、寒いスーパーへ入った時などに必ず出ていた頭痛や肩こりもほとんど気にならなくなりました。現在は再発予防のため、月1回から2か月に1回程度のメンテナンスで良い状態を維持されています。
今回の施術では、筋肉の調整と姿勢・骨盤・背骨の矯正を組み合わせ、1回あたり約2,000~2,500円程度で施術を行いました。
頭痛には、筋肉の緊張や姿勢が原因となるものだけでなく、重大な病気が隠れている場合もあります。そのため当院では、まず検査・鑑別を丁寧に行い、危険な症状が疑われる場合には医療機関への受診をおすすめしています。そのうえで、原因が筋肉や姿勢、身体の使い方にあると判断した場合は、一人ひとりの生活環境や既往歴、通院頻度も考慮しながら施術計画をご提案しています。
同じようなお悩みの方へ
首こりや肩こり、頭痛は「とりあえず揉めば良くなる」というものではありません。原因を見極め、身体全体を評価したうえで適切に施術を行うことで改善につながるケースは多くあります。長年頭痛薬が手放せない方や、病院・整骨院へ通っても変化がなかった方は、一度身体全体のバランスから見直してみることをおすすめします。