「膝が少し痛いけれど、そのうち良くなるだろう」「市販の薬や湿布で様子を見よう」
――そう考えているうちに、症状が徐々に悪化してしまう方は少なくありません。
今回ご紹介するのは、右膝の痛みに悩まれていた50代女性の症例です。
患者さんはパート勤務で、仕事中に立ったり座ったり、しゃがんだりする動作がありました。最初は軽い右膝痛でしたが、約半年かけて少しずつ悪化。1〜2か月ほどは「少し使いすぎただけだろう」と様子を見ていましたが、3〜4か月たっても改善せず、次第に歩行や日常生活にも支障が出るようになりました。
ご自身でインターネットを調べ、市販の飲み薬や貼り薬、さまざまな健康法も試されましたが、十分な変化は得られませんでした。
知人の紹介で来院
その後、知人の紹介でたいよう整骨院へ来院されました。
初回来院時は右膝を約45度までしか曲げられず、それ以上曲げようとすると強い痛みが出る状態でした。歩く際には右足を引きずり、椅子から立ち上がる時も、机や壁などにつかまらなければ難しい状態でした。
膝の筋肉と関節の動きを確認
身体を確認すると、右膝周辺の筋肉の強い緊張に加え、膝関節の動きにも大きな偏りがみられました。
膝関節は曲げ伸ばしには比較的強い一方、横方向やねじれを伴う負担には弱い構造です。
患者さんは普段から、いわゆる「お姉さん座り」をすることが多かったそうです。こうした膝をねじる姿勢を繰り返すことで、関節周辺の動きや筋肉のバランスに影響が出た可能性が考えられました。
筋肉の緊張によって関節の動きが悪くなったのか、関節の動きの偏りによって筋肉が張ったのかを一つに決めつけることはできません。
今回は両方の影響があると考え、筋肉と関節の両面から施術を行いました。
右膝だけでなく左股関節も調整
施術では、右膝周辺だけでなく、太もも、すね、臀部、股関節まで広く確認しました。
特に右下肢の筋肉を丁寧に緩め、膝関節の動きを調整しました。また、右膝を長くかばっていた影響で、反対側の左股関節や臀部にも負担がかかっていたため、左側も一緒に施術しました。
足の土台となる股関節や骨盤の動きが悪いままでは、膝だけを整えても再び負担が集中することがあります。
そのため、右膝の施術に加えて、左右の股関節や骨盤周辺まで確認し、足全体のバランスを整えました。
初回の施術後には、約45度までしか曲がらなかった右膝が深く曲がるようになり、しゃがむ動作もできるようになりました。
ご本人も、外れたチェーンが再びかみ合ったように身体が動くことに驚かれていました。
1週間で日常生活の痛みが改善
初回
大きな変化が見られました。
しかし長期間続いた筋肉の緊張や関節の動きを安定させるため、約1週間は続けて通院していただきました。
2回目以降
残っている筋肉の張りや、整った関節の動きを身体に定着させるための調整を中心に行いました。
約1週間後
歩行や立ち座り、しゃがむ動作でも右膝の痛みをほとんど感じない状態になりました。
右膝が改善した後には左足の痛みを感じるようになりましたが、新しく痛めたというよりも、長期間右足をかばい続けたことで、左足へ負担が集中していたと考えられました。
片方の足が十分に使えなくなると、反対側の足だけでなく、腰や骨盤、身体全体へも負担が広がります。そのため当院では、痛い側だけでなく、かばっている側も予防を含めて確認しています。
施術費用は1回あたり約3,000円でした。
※症状の変化や必要な施術回数には個人差があります。
患者さんは注射や手術も考えていましたが、「早めに相談して良かった」と話されていました。
同じようなお悩みの方へ
膝は日常生活で使わずに過ごすことが難しい関節です。「まだ軽いから」と我慢せず、歩き方や立ち上がり方に変化が出てきた段階で、早めに身体を確認することが大切です。
このようなお悩みの方へ「膝が曲がらない」「立ち上がる時につかまらないと動けない」「薬や湿布を使っても改善しない」
このようなお悩みの方はたいよう整骨院へ一度ご相談ください。