「注射をしても2〜3日で元に戻る」「何年も通っているのに悪くなっている」「手術しかないと言われたけれど、できれば避けたい」
――そんな膝痛で悩んでいませんか。
今回ご紹介するのは、美容室を経営する50代後半の女性です。右膝の痛みは7〜8年前から続き、仕事が忙しく休むこともできないため、痛みを我慢しながら働いていました。
整骨院ではマッサージや電気治療を1年〜1年半ほど受けましたが、気持ちは良くても症状は現状維持か徐々に悪化。その後は整形外科で週1回ほどヒアルロン酸注射を受けました。注射後1〜2日は楽になるものの、3日目頃には元通り。変形性膝関節症と診断され、軟骨のすり減りも指摘されました。さらにセカンドオピニオンでも手術を勧められていました。
来院時の状態
美容師という仕事柄、鏡越しに立ち姿や歩き方がお客様にも見えます。1〜2年ほど前から、多くのお客様に心配されるほど歩き方が悪くなり、すり足で、右足を軸にした方向転換も困難になっていました。
そんな中、お客様からたいよう整骨院の評判を聞き、「今まで良くならなかったけど、一度行ってみよう」と半信半疑で来院されました。
来院時は足を引きずり、玄関で靴を脱ぎ履きすることも困難。右膝は30〜45度程度しか曲がらず、水が溜まり腫れも強い状態でした。
当院で確認したこと
右脚全体の筋肉が硬く、かばっていた左脚にも強い負担がかかっていました。特に右膝は、お皿がほとんど動かず、膝関節の動きのバランスにも大きな乱れがみられました。
変形そのものを元に戻すことはできませんが、まずご本人が希望された「痛みを減らし、お客様から心配されずに働きたい」を目標にしました。
施術内容と経過
右脚を中心に両脚の筋肉を緩め、膝関節とお皿の動きを調整。初回施術後には30〜45度程度だった膝が約90度まで曲がるようになりました。
ただ、長期間続いた症状だったため、次回来院時にはかなり戻っていました。そこで1日おきに通っていただき、約10回継続。良くなっては少し戻る「3歩進んで2歩下がる」ような経過でしたが、徐々に戻り幅が小さくなり、約10回で症状は6割ほど改善しました。費用は1回3,500円前後でした。
さらに「もう少し良くしたい」という希望から週2回へ変更し、約2週間継続。その結果、痛みは9割ほど軽減し、仕事も支障なく行えるようになりました。現在は旅行も楽しみながら、美容室のお仕事を続けられています。
「手術しかない」と言われた膝痛でお悩みの方へ
変形やすり減った軟骨そのものが施術で元に戻ったわけではありません。また、状態によっては手術が必要な場合もあります。しかし「変形がある=痛みも改善しない」とは限りません。
今回ここまで変化した背景には、忙しい中でも必要な頻度で通院されたご本人の頑張りもありました。
こんな方にもおすすめです・注射をしてもすぐ膝痛が戻る方
・変形性膝関節症や軟骨のすり減りを指摘された方
・セカンドオピニオンでも手術を勧められた方
・仕事を休めず膝痛を我慢している方
同じ診断名でも、痛みに関係する要因や目標は一人ひとり違います。「もう手術しかない」と諦める前に、今の身体に改善できる部分が残っていないか確認することが第一歩です。